地方の老舗旅館がAIコンシェルジュ導入。多言語対応と予約管理の自動化でインバウンド売上が30%向上
EXPECTED OUTCOME
インバウンド売上30%増、夜間フロント対応の負担軽減
BEFORE
導入前の課題
外国人観光客の増加に伴い、深夜の英語での問い合わせや、複雑な食事制限への対応にスタッフが疲弊していた。翻訳機ではニュアンスが伝わらず、予約の機会損失も発生していた。
ACTION
活用する仕組み
客室に設置した二次元コードから、LINE連携のAIコンシェルジュを起動。ワークフロー基盤にn8nを採用し、AIの思考ロジックとナレッジ管理をDifyで構築しました。多言語での複雑な質問(周辺観光、館内設備、食事制限)に対して、Difyが旅館専用のナレッジを基に自然な回答を生成。n8nが予約システムや周辺の飲食店予約APIと連携することで、単なる回答に留まらない実務的な自動化を実現しています。
AFTER
期待される効果
スタッフの負担が劇的に減り、接客の質が向上。AIによるスムーズな案内が口コミで広がり、海外からの直接予約が大幅に増加した。地域全体への送客効果も生まれている。
使用技術
実装マニュアル
この仕組みを構築するための主要なステップです。
n8n × Dify による高度な自動応答システムの構築
従来のMakeによる直線的な連携から、n8nによる柔軟なワークフローとDifyによる高度なAIロジックを組み合わせた構成に刷新しました。
ステップ1:DifyでのAIエージェント構築
- ナレッジ(RAG)の作成:旅館のパンフレット、周辺観光ガイド、よくある質問をPDF/テキスト形式でDifyにアップロード。
- プロンプト設定:旅館のコンシェルジュとしての「おもてなしの心」を持った回答スタイルを定義。
- API公開:外部から呼び出せるようにAPIシークレットキーを発行。
ステップ2:n8nによるワークフローのオーケストレーション
- Webhook受信:LINE Messaging APIからのメッセージをn8nのWebhookノードで受け取ります。
- Difyノードの実行:受け取ったメッセージをDifyのAPIへ送信し、ナレッジに基づいた回答を取得。
- 条件分岐(Switchノード):ユーザーが「予約」を希望した場合は、予約管理用のGoogleスプレッドシートへ書き込み、確認メッセージを送信。
ステップ3:LINE Messaging APIとの連携
- n8nからLINEの「Push Message」ノードを使用して、Difyが生成した回答をユーザーへ送信します。
- 画像やリッチメニューを活用し、観光スポットを視覚的に案内する機能も実装しています。
💡 構成のポイント:
n8nをハブにすることで、将来的に「宿泊予約完了時に宿泊名簿を自動作成する」「チェックアウト後に自動でアンケートを送る」といった拡張が容易になります。
n8nをハブにすることで、将来的に「宿泊予約完了時に宿泊名簿を自動作成する」「チェックアウト後に自動でアンケートを送る」といった拡張が容易になります。